ピエロさんで買った「malabrigo lace」届きました
ピエロさんで購入した 「malabrigo lace」届きました。
117番 VERDE ADRIANAです。
緑の色が濃くて 「葉緑体」「クロロフィル」を思い出しました。
葉っぱの色だと。
そしてmichiyoさんの「色も丈も選んで楽しいニットのふだん着」
に載っていた本の木の葉のショールを編んでみたくなりました。
編みものブロガーさんたちがちょっと難しいよと
おっしゃってたような気がしたので
検索をかけてみたら
michiyoさんのブログで解説されてました→☆
ああ でも ラベリーでチェックしたカーディガンも気になる。
どうしよう。
悩むなあ。
頭を冷やすために 手元のセーターを仕上げましょう。
そうしましょう。
さて 頭を冷やすついでに。
本のお話を。
私はよく図書館に行くと絵本コーナーで
編みものとか洋裁の絵本を探します。
今時 編みもの・洋裁する人も減っているだろうし
どうかな・・・と思うのですが けっこうあります。
内容も おお！と思うものが多いです。
せっかくなので そんな作品をご紹介したいと思います。
今回は 「くつしたのくまちゃん」。
リメイクが主題になった本です。
（楽天さんでは画像が見つからず。
福音館 こどものとも 2013年7月号です。。。）
孫のまなちゃんの誕生日に おばあちゃんは
タンスの奥にねむっていた 古い靴下でくまちゃんを作りました。
それで くまちゃんにお願いするのです。
どんぐり山の麓にある まなちゃんのおうちに行って
お誕生日おめでとう と言ってほしいと。
くまちゃんは「だって、もともと くつしただから。あるくの とくいだよ」
と引き受けます。
そして 元気よく歩いていくのです。
愛情を吹き込んで くまちゃんになった靴下が
生き生きと話し、活動するのは ファンタジーの世界ならでは。
私たちの日常からすぽっと飛び出る発想は
すっかり大人の私にはない感覚で
わくわくさせてもらいました。
今回 かりたこの絵本には 福音館の小冊子
「絵本のたのしみ」がついていて
作者の林原玉枝さんの言葉を読むことが出来ます。
「手渡したいもの」と題された 文章の冒頭では
林原さんが住んでいる尾道の町で 「価値ある古民家に
再び命を吹き込まん」、と若者達が始めた「古民家プロジェクト」
に触れ「 狭い路地や坂道にあった空きやが、レトロなお蕎麦屋さんや、
ユニークな宿屋さんや雑貨屋さん。あるいは、パン屋、カフェ、
おでん屋、ギャラリー・・・とありとあらゆるお店に生まれ
変わりつつある」と書かれ
「何もかも壊して捨てるという時代は、もうお終いに
しましょう。人と物が、ともに過ごした時間の中に、大切な
宝物がねむっていますよ、と。」
と続いています。
「さて、 だれかの足を、すっぽり包んで温めていた
靴下も、きっと、懐かしいその頃のことを、ちゃんと
覚えているに違いありません。泣いたり笑ったり、
走ったり、転んだりした、懐かしい日々のこと。
くまちゃんは、実はそんな愛の思い出そのものなのです。
おばあちゃんが、孫へ、いちばん手渡したかったのは、
そういったことかもしれません。・・（敬略）」
文章を書いた 林原さんの言葉を読んだ後で
また 絵本を開いて読んでみると
つがねちかこさんの絵が 林原さんの思いを
汲んだものであることがよくわかります。
新しく魅力的な素材を見るとすぐに飛びついてしまう私ですが
リメイクして 古いものに新しい命を与えられることも
手仕事のいいところ。
私は 古い衣類が捨てられず 溜め込んでしまったり
かと思えば しまうところがなくなったと 一気に手放してしまったり。
モノとの付き合い方が上手ではないなあと思うことがしばしばです。
皆さんは いかがですか？
おまけ。
ピエロさんで クリアファイルいただきました。
かわいい。けいとらぶ です。
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